モトコンポ買取ならバイクブーン バイクブーン横浜支店 車両豆知識

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2015年09月14日 旧車・絶版車
【MB50】  1947/04  specifications 
エンジン型式 空冷2スト・ピストンリードバルブ単気筒
総排気量 49cc
内径×行程 NA
圧縮比 NA
最高出力 2.5PS/5000rpm
最大トルク 0.38kg-m/4500rpm
燃料供給方式 キャブレター
変速機型式 自動遠心クラッチ
全長×全幅×全高 1185×535×910mm
軸間距離 NA
シート高 NA
乾燥重量 42kg
燃料タンク容量 2.2L
タイヤサイズ(前・後) 2.50-8・2.50-8
当時価格 8万円

モトコンポ 世の中に2輪メーカー、4輪メーカーは数多いが、その両方を長年本格生産し経済的成功を収めているのはBMW,スズキ、そしてホンダくらいだ。モトコンポはそんなホンダが、1981年11月11日に発売した変わりモデルである。
 かつてホンダは、1976年にモンキーZ50M、そして1969年にダックスホンダという原付モデルを発売したことがある。これらモデルは折りたたみ式のハンドル、横倒しにしても燃料がもれることのない燃料計の設計など、4輪車への搭載を強く意識した造り込みが特徴であった。いわばモトコンポは、これらモデルの流れをくんだモデルと言えるように、4輪車に搭載されることを前提にデザインされたモデルだった・・・というよりも、これらよりも4輪車に搭載されることを念頭において開発されたモデルというのが適切せあろう。
 モトコンポは当時開発されたハッチバック4輪の新型車「シティ」に搭載された搭載可能なモデルとして、そもそも企画されていたものだ。4輪に2輪を搭載することにより、アウトドアライフの新しい使い勝手を作り出す世界初の試みということを、ホンダは当時強く訴えていた。つまり、かつてのモンキーやダックスホンダよりも、一歩踏み込んだかたちでの、「6輪」を楽しむことの提案を具体化したものだった。
 シティのTVコマーシャルにも一瞬モトコンポが登場したため、シティにモトコンポが「付属」すると誤解した視聴者も少なくなかったことが今日では笑い話になっている。(実際は同時発売、としかテロップに記載されていなかった。)なおシティにはモトコンポ搭載時に利用できるアンカーナットが装備されており、オプションの専用ベルトでモトコンポが固定できるように設定されていた。そのコンセプトの斬新さは、今なお、色褪せることはない。
 搭載されるエンジンは2ストローク単気筒49cc。あまりにコンパクトな車体のため、操縦安定性のバランスが破たんしないように、最高出力は極めて控えめといえる2.5PS/5000rpmに抑えられていた。
 4輪のホンダ・シティに搭載するときは、前後のタイヤがトランクの座面に着くように起きた状態を想定していた。横に倒して搭載することもできるようになっており、燃料同様バッテリー液も漏れない構造になっていた。
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